はいたい!美ら浜つーしんです!😁

今日は北谷町にある国登録有形文化財うちなぁ家を紹介したいと思いますよ〜!!

大きな敷地ではないので、まだまだ知らない人が多いのでは?
北谷町内で国登録の有形文化財はここだけになります😆

北谷町商工会の裏通りにある駐車場に車を止めて公園の中を少し歩くと見えてきますよ〜!!
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敷地は小さいですが、家はとても立派です!
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文化庁の立派な標識もありますね〜!!

うちなぁ屋は、旧目取真家、高倉、フール、ヒンプン等を移築・修復した沖縄の伝統的な屋敷と建物を再現した施設で、平成24年2月に「国登録有形文化財」になったとの事です✨

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屋根の上にはシーサーが置かれており、火伏せや悪霊祓いなどの意味が込められています。

間取りはこうなっています。
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まず真正面から家の中を見ると一番座と二番座があり、客室でもある一番座は掛け軸を飾ったり、祝宴の時に男性を接待する部屋でもあったそう。
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左にある二番座は仏壇・位牌を安置する部屋(仏間)であり、それと同時に家族が食事や寝起きをする部屋。

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こちらは台所。
釜の中に、豚の脂をラードにして保存し毎日の食事の炒め物や味噌汁に使っていたとの事。
 
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これは吊籠と呼ばれ、風通しの良い軒先や庭の木陰に掛けて、イモや豆腐、その他の食料を保存するための物。食料の腐食だけではなく、蟻・蝉・鼠・猫から保護する役目も。

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こちらは芭蕉経縞と呼ばれ、若い女性用の夏物の外出着。

裏にはクチャと呼ばれる裏座敷があって、老人や病人の寝間、産室、調味料などを入れた壺等が保管されていた場所。とても狭いですね〜。
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家のすぐ側には高倉と呼ばれる米や栗など穀物を貯蔵する収納庫があります。鼠害や湿気などを防ぐ役目があり、沖縄戦前まではごく普通に農村にあったようですが、戦後で跡形もなくなったとの事。
今では沖縄にこういう物があった事すら分からないですよね〜。
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その後ろにはサーター車と呼ばれるサトウキビを絞る圧搾機がありました。
サトウキビを絞る作業は、牛場にひかせた砂糖車にサトウキビを絞り込む人(ウージクヮーサー)、反対側にいて再び挟み込む人(シブイミー)、最後に絞り殻を取る人(ウージガラトゥヤー)の三人で行われていたとの事。
その後、サトウキビの絞り汁は製造人が鍋で炊いて不純物を取り除き、石灰を入れて固めて仕上げていたそう。
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最後に敷地左奥には中国伝来のフールと呼ばれる豚小屋兼用便所があります。
石造りで中に豚を飼い、人が用をたすと下にいる豚が排泄物を処理する仕組みになっていたそう。
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戦後100年も経っていないのに、こんなに全てが違うなんて驚かされますね!タイムスリップしたような感覚になり、国登録有形文化財も納得です。
今では沖縄も発展してきて、こういった昔ながらの家はほぼ無くなってきていますが、今後も大切にしたい文化財ですね!

ぜひ皆さんも見に行ってみて下さい😄
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【現地情報】

名 称:北谷町 うちなぁ屋

住 所:沖縄県中頭郡北谷町上勢頭830番地2

電 話:098−936−3159(北谷町教育委員会 直通)

開館時間:9:00〜17:00

休館日:月曜日及び火曜日
祝日
12月29日〜翌年1月3日
6月23日(慰霊の日) 

駐車場:あり
料 金:無料

 

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ライター Ally
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